U-24日本代表、2大会ぶりの五輪ベスト4!ニュージーランドとPK戦の激闘を制す[東京五輪 2021]
#日本代表
東京オリンピック男子サッカー競技の準々決勝が31日に行われ、U-24日本代表とU-24ニュージーランド代表が対戦した。
悲願の金メダル獲得に向けて、グループステージを唯一の全勝で突破した日本。まずは2大会ぶりの4強入りを目指して、初の決勝トーナメント進出を果たしたニュージーランドと激突した。
日本は11分に絶好機を迎える。ショートコーナーの流れから、久保建英が意表を突くスルーパスをペナルティエリア右に供給。反応した林大地がグラウンダーで折り返すと、ゴールの目の前で遠藤航が合わせたが、シュートは枠を捉えられない。
ボールを保持する日本は31分、ペナルティエリア右で縦に突破した久保が右足で折り返し、堂安がダイレクトで合わせるが、惜しくも枠を外れる。一方、粘り強くチャンスをうかがっていたニュージーランドは35分、右からのクロスにクリス・ウッドが合わせるが枠に飛ばすことはできない。前半はお互いに1点が遠く、試合はスコアレスで折り返した。
ニュージーランドは後半に入ってからアプローチを変更。プレスの強度を高めてボールをつなぐようになり、日本は思うように攻めることができなくなる。日本は69分、中山雄太と上田綺世を投入し、局面の打開を図る。
日本は73分、田中碧がペナルティエリアの手前で相手をはがし、左足でコントロールショットを放つ。しかし。惜しくもシュートは枠の上。74分にはスルーパスから左サイドに抜け出した久保が左足を振り抜くが、相手GKマイケル・ウードにセーブされる。
再び攻勢を強める日本は82分、堂安の折り返しに上田が合わせたが、相手GKウードの好セーブに遭う。85分には速攻でファイナルサードに侵入し、堂安がペナルティエリアの手前で左足を振り抜くが、再び相手GKに阻まれた。結局、90分間で得点は生まれず、試合は延長戦に突入した。
延長戦に入って再び押し込まれる時間が増えた日本。101分、カウンターからペナルティエリア内に運んだ久保が右足で鋭いシュートを放つが、相手ウードの足に阻まれる。102分には堂安がキレのあるドリブルでペナルティエリア手前まで運んで自らシュートを放つが、枠の上に外れた。
ニュージーランドは104分、左からの折り返しをゴール前で受けたエライジャ・ジャストが足を滑らせてチャンスを生かせない。107分にはフリーキックから立て続けに日本のゴールを脅かすが、押し込むことはできない。
115分、久保がカットインから左足を振り抜くが、これは枠の左。延長戦でもゴールは生まれず、勝負の行方はPK戦に委ねられた。
お互いに1人目が成功すると、ニュージーランドの2人目を谷晃生がストップ。さらにニュージーランドは3人目が失敗する。日本は4人目までが連続して成功させ、PK戦を制して準決勝に進出した。
【スコア】
U-24日本代表 0-0(PK戦:4-2) U-24ニュージーランド代表
【スターティングメンバー】
日本(4-2-3-1)
谷晃生;橋岡大樹、吉田麻也、冨安健洋、旗手怜央(91分 三笘薫);遠藤航、田中碧(91分 板倉滉);堂安律(106分 三好康児)、久保建英、相馬勇紀(69分 中山雄太);林大地(69分 上田綺世)